第246章

「……うそ……ありえない……」

黒田美穂は完全に呆然とし、必死に首を振った。

黒田理沙――あのクズが、ディープブルー・グループの社長だなんて。

大学すらまともに出ていない、何の取り柄もない女じゃなかったのか。

上山社長が鼻で笑い、嘲りを隠しもしない顔で吐き捨てる。

「ありえない? ディープブルー・グループの握ってる一級案件なんて、いくらでもある。国際財閥が土下座して頼み込んでも、そう簡単に回ってこない代物だ」

「黒田さんが、黒田家のちっぽけな案件なんか気にする必要があるか? ディープブルー・グループと比べたら、お前ら黒田家なんて足の指一本にもならん」

周囲の客たちも堪えきれず、...

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