第47章

心の中では、思わずあくびが漏れそうになった。

このコンテストの賞状の価値が、年々みるみる下がっているなんて――彼女自身、予想もしていなかった。

青山美玲が資格を受け取り、もう少し何か言われるのを待つように視線を上げる。だが黒田理沙は、すでに席を立っていた。

「先に上がる。ちょっと疲れた」

「早めに休んでね」青山彩がひと言、念を押す。

黒田理沙は階段を上がり、部屋に戻ると、ドアを閉めた。

机の前に腰を下ろし、パソコンを開く。画面には未読の通知がいくつか弾けるように表示された。

手元の用事を片づけると、灯りを落として眠りについた。

翌朝、黒田理沙はエイミーのアトリエへ向かった。

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