第65章

その頃、京清市の反対側――ロイヤルレストランの前。

青山美玲が車を降りた瞬間、通り一帯の陽射しがすべて彼女の上に降り注いだように見えた。

シャンパンゴールドのドレス。全体に細かなダイヤがびっしりと散りばめられ、胸元はほんの少しだけ開いている。首にはダイヤのネックレス、手首には限定モデルのダイヤ付き腕時計。クラッチバッグに打たれた鋲まで、一つ残らずぴかぴかに磨き上げられていた。

今日のこの装いのために、彼女は丸々ひとつの午前を費やした。

ドレスは三か月前から予約していたもの。ネックレスは半年かけて小遣いを貯めて手に入れた。ヘアスタイリストには朝6時から自宅に来てもらった。

ここまで着...

ログインして続きを読む