第7章

花村雪乃の目がぱっと輝いた。数歩で駆け寄ると、花村尚希の腕を掴み、抑えきれない興奮を滲ませた声を上げる。

「従兄さん! やっと来てくれたのね!」

花村尚希は目を伏せ、その顔に視線を落とした。ほんのわずか、眉が寄る。

何も言わない。ただ腕を引き抜き、彼女の向こうへ視線を滑らせる。行き着いた先は、ぴたりと閉ざされた気密ドアだった。

ガラス越しに、中央室の様子がはっきり見える。

一人の女が操作台の前に立ち、こちらへ背を向けたまま、指先をキーボードの上で躍らせている。故障した遠心分離機のそばでは、川村彰人がしゃがみ込み、無我夢中で点検していた。

花村雪乃はすぐさま口を開いた。

「従兄さ...

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