第200章 監視カメラの確認

中林真由が部屋に戻ろうとしたその時、高橋大和が振り返った。

「今日もお疲れ。夕飯でも頼んでやろうか?」

「いえ、結構です。高橋社長。夜はダイエット中ですので」

 真由は条件反射的に答えた。

「ダイエット? その体でか? まったく、女ってのは分からねえな」

 高橋は手をひらひらと振り、受話器を取り上げると自分の分だけルームサービスを注文し始めた。

 真由はそれに取り合わず、さっさと自室へと入った。

 以前は高橋に対して警戒心など抱いていなかったが、今は違う。

 今野敦史の好みを嗅ぎつけ、阿部静香に瓜二つの竹田南という女を見つけ出し、あてがうような男だ。とてもまともな人間とは思え...

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