第349章 宅配便

「中林秘書、私たち同僚でしょ? 水臭いじゃないですか、何かあるなら言ってくださいよ」

「まさか、白川さんの件、本当に関係あるんですか? 以前、今野社長と付き合ってたって本当?」

「警察署から出てきたってことは、身の潔白が証明されたってこと? それとも処分保留?」

 外野は雀のように騒ぎ立て、ランチに来たことなどすっかり忘れているようだった。

 いくら我慢強い中林真由といえども、さすがに苛立ちを覚え始めた。

「皆さん。何を聞かれても『わかりません』としか答えようがありません。もし他に何か知りたいのであれば、直接警察署へ行かれた方が確実ですよ」

 彼女がそう告げると、即座に不満げな空...

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