第355章 何も着ていない

翌日は週末で、ようやくの休日だった。

ただ、中林真由はすでに停職処分を受けている身だ。今後もう出社する必要などないのかもしれない。

それでも社畜の悲しい性か、体内時計は八時前には彼女を覚醒させていた。

(……ああ、会社に行かなくていいんだ)

そう思うとまた瞼が重くなり、彼女は二度寝を決め込んだ。次に目が覚めた時には、すでに正午を回っていた。

腹が減った。

昨日から何も口にしていない上に、一晩中今野敦史に振り回されたのだから当然だ。

隣を見ると、今野敦史の姿はすでになかった。

自分の服も、恐らくもう着られないだろう。

昨日、彼が何を破いたのか正確には覚えていないが、ストッキン...

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