第378章 病気

中林真由には理解できなかった。どう考えても白川芽唯が悪いのになぜ、誰も彼もが彼女に「もう忘れろ」と言うのか。

こんなこと、水に流せるわけがない。

彼女はスマホの画面を見つめ、小声で呟いた。

「小林洋子、私どうしても納得できない」

小林洋子は彼女との付き合いが一番長く、誰よりも彼女のことを理解している友人だ。

だから小林洋子は知っている。こうなった時の中林真由は袋小路に入り込んでいて、何が何でも『公平』を求めているのだと。

だが、この世のどこにそんな公平があるというのか?

中林真由はただ公平さを求めているだけなのに、誰もそれを与えてはくれない。

阿部静香のバックには今野敦史がい...

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