第384章 あなたを支持する

江口俊也の謝罪を聞いて、中林真由は呆れたようにため息をついた。

「江口さん、あなたが私に謝るようなことは何もないわ。謝らないで」

江口俊也という男は、何事においてもまず自分の至らなさを探そうとする、そんな性格なのだろう。

すぐに助け舟を出せなかったことに責任を感じているのだと、真由には痛いほど分かっていた。

だが、今回の件は率直に言って彼には何の関係もない。どう考えても、彼が謝る筋合いの話ではなかった。

「すぐにチケットを取って帰国するよ」

江口俊也の声は低く沈んでいた。

真由は慌てて制止した。

「駄目よ。課題が終わるまでまだ少しかかるって言ってたじゃない。こんな些細なことの...

ログインして続きを読む