第396章 ずっと好きだった

白川芽唯は完全に壊れていた。特に過去を思い出すにつれ、その言葉の端々には深い怨嗟が滲んでいた。

「私たちは取引をしたのよ。私が彼の恋人のフリをして、道具になるってね」

「中林真由、あんたが妬ましくて死にそうよ。どうして私があんたを潰そうとしたか聞いたわよね? 逆に聞くけど、あんたこそ死ぬべきじゃない? なんであんたが彼といられるのよ。二人が一緒にいるのを見るたび、今すぐ銃で撃ち殺してやりたいって思ってたの、知ってる?」

「もう十数年も経ってるのよ。なんで彼はいまだにあんただけを好きなの? ずっとあんたを想い続けて、手に入れて、彼の心も目も、全部あんたで埋め尽くされてる!」

「私が何年...

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