第415章 非常に危険

中林真由は遺書を握りしめ、絶望の叫びを上げた。

自分と今野敦史が一緒にいるせいで、父親は死を選んだのか。

中林大樹がずっと、自分と今野敦史の交際に反対していたことは知っていた。だが、理由までは知らない。

金が欲しいんじゃなかったのか。だったら、最初から今野敦史に金を要求すればよかった。

博打が大好きだったはずだ。それなのに、借金が原因というわけでもない。

中林真由はどん底まで叩き落とされた気分だった。まさか自分の結婚式の日が、父親の自殺の日になるなんて、夢にも思わなかった。

その隣で、今野敦史は終始暗い顔のまま、一言も発しない。

ふたりが警察署を出たとき、彼は真由を強く抱きしめ...

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