第432章 徳田愛斗の死

「銃殺?」

千葉雄太が、ほんの少しだけ目を見開いた。

「犯罪? そんなに重いことしたのか? そんな話、聞いたこともないけど」

「二十何年も前の話だよ。君どころか、俺だって調べて初めて知ったくらいだ。知らなくて当然だろ」

佐藤拓海が淡々と答える。

「話がそれてる」

今野敦史が、カウンターを指先でトントンと叩いた。

佐藤拓海は、呆れたようにそちらを見る。

「お前さ、それで『頼みごとする側』の態度か? 中林秘書、よくそんなお前を許したよな」

「まあ、その話はいいとして」

軽く肩をすくめてから、口調を改める。

「明珠グループが落ちぶれたのは、天の時、地の利、人の和ってやつだ。外...

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