第434章 不安な予感

今野敦史は諦めが悪く、再び話を元に戻した。

白石が徳田愛斗の娘の存在を知っている――そう確信する。

もし知らなかったなら、さっきの問いかけの時に「徳田愛斗に、娘なんていたのか」とまず疑問を口にするはずだ。話そのものをそらしたりはしない。

佐藤拓海の腕前なら、調べられることは山ほどある。

その佐藤でさえ掴めなかったとなると、この件を知っているのはごく限られた人間だけ。白石は、その一人だということになる。

白石は小さくため息をついた。

「君の言うとおりだよ。あいつには娘がいた。当時、生まれたばかりの下の子と、三歳ちょっとの上の息子がいた」

「息子もいたんですか」今野敦史は、わずかに...

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