第456章 協力さえすれば

「ええ、戻らなきゃ」

中林真由はベッドを降り、上着を羽織った。

「このまま逃げるわけにはいかないわ。やっぱり今野敦史の元へ戻る。彼とは関係のないことだもの、きちんと話をつけないと」

「あいつは関係ない、だと?」

白石健人は目を細め、危険な光を宿して彼女を見据えた。

「どうして関係ないと言い切れる? 今野優作の策略がなければ、徳田家がそう簡単に潰れたと思うか? 俺の話を一体何だと思っているんだ」

「でも、今回の件に今野敦史は関わっていないわ。彼は何も知らなかった」

中林真由は譲らなかった。

「あの頃、彼はまだ赤ん坊だった私と大して変わらない年齢だったはずよ? 彼に何ができたって...

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