第462章 笑い話だ

中林真由は、ひと言も発さないまま通話を切った。

その様子を見て、白川芽唯はぷっと吹き出す

「ねえ、上村賢人、あの数秒で何考えてたんだろうね。どうやって誤魔化そうか、それとも本当のことを言うか――どっち?」

そう言ってすぐ、今度は首を横に振る。

「無理か。あの人、今野敦史の人間だもん。やっとの思いで右腕ポジションに収まったのに、本当のことを言うわけないでしょ?」

ここにいるのはだいたい頭の回る人間ばかりだ。

もし上村賢人が本当にやっていないのなら、反射的に出てくる言葉は決まっている。

「やってませんよ」「何の話ですか」「誰かに変なこと吹き込まれたんじゃないですか」

……そんなと...

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