第478章 使える

有上村賢人が見張っているせいで、中林真由は口を開くことすら難しかった。

本当は平野歩美に、妊娠してからのことをあれこれ聞いてみるつもりだった。だが、こうもなってしまっては、とても切り出せない。

三人と一人は別荘地からさほど離れないレストランに入っただけで、遠出をしたわけではない。

中林真由はさっき食事を済ませたばかりで、もう何も入らない。頼んだのはフルーツジュース一杯だけだった。

妊娠中の平野歩美も、コーヒーは飲めない。

小林洋子が口を尖らせる。

「二人とも今や特別警護対象ってわけね。はあ、コーヒーをゆっくり味わえるのは私だけか。真由、あんた本当に妊娠してるの? もう病院で検査し...

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