第489章 ウェディングカー強奪

今野敦史は頷いた。「もう目は覚まさない」

村上晴雄はようやく満足げに笑みを浮かべる。「ならいい。それでこそ三重の保険だ」

中林真由さえ一蓮托生であれば、帳簿は永遠に闇の中だ。心配することなど何もない。

万が一変事が起きても、策がないわけではないのだ。

表向きは結婚式の参列者だが、実際には他の三家も手勢を引き連れている。

いかに今野敦史といえど、三家を同時に相手取ることは不可能だ。

小島文彦は赤ワインのグラスを再び傾けた。「しかし不憫なものだな。娘の晴れ姿を見られんとは、さぞ無念だろうよ」

その頃、集中治療室。ドアが開く音に、中林雪乃はカッと目を見開いた。「誰? 何をする気?」

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