第495章 今野敦史の異変

「ロイヤルパーティー? どうしてそんな所に……」

中林真由は、もう言葉も出ないほど呆然としていた。

E国王室主催のパーティー。普通のビジネスマンどころか、王族の末端ですらそう簡単には参加できない場だ。

自分がそこに紛れ込めるはずがない。

江上理子は小さくうなずいた。

「港に近づくクルーズは、全部四大名家の人間が見張っています。検問を受けずに済むのは、海外の豪華クルーズが一時的に接岸するタイミングだけなんです」

「このクルーズに乗れるのは、ヨーロッパ数カ国の貴族だけですし、出入りしているのも政財界の要人ばかりです。あなたはゲストという立場ですから、誰も軽々しく詮索なんてできません」...

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