第5章
レイア視点
銀色の光が月明かりの下で弧を描き、暗闇の中へと消えていく。
「しまっ……!」
私は本能的に崖の縁へと飛び込み、身を乗り出してペンダントへ手を伸ばした。
重心を前に傾けたその瞬間、視界の端でシエナの目に毒々しい歓喜の色が閃くのが見えた。――奴が、横から猛烈な勢いで体当たりしてきたのだ。
私は咄嗟に反応し、空中で体を捻ると、裏拳でその一撃を弾き飛ばす。
避けられると思っていなかったのだろう。勢い余ったシエナは、悲鳴を上げながら崖の下へと真っ逆さまに落ちていった。
――ざまあみろ。
私は空中で体勢を立て直し、鋭い爪でペンダントを正確に掴み取る。そしてそのまま...
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