第6章

レイア視点

 カチッ、と音がした。

 ペンダントの表面が割れ、中の水晶が光を放ち始める。空中に映像が投影され、ふわりと浮かび上がった。

 マヤがくれたこのペンダントは、命を守るだけじゃない。一番重要なのは――録画機能がついていることだ。

 映像は、まるで目の前で起きているかのように鮮明だった。

 空中に浮かび上がったシエナの顔が、冷笑を浮かべて口を開く。

『私とゼインは幼馴染なの。兄は彼のために死んだわ。あんたのその忌々しい婚約さえなければ、私がとっくに彼のルナだったのに』

 そして彼女はペンダントを高く掲げ、毒づく。

『欲しい? 自分で取りに来なさいよ』

 ペンダント...

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