115-カードと集中力

約束通り、アレックスが到着するのに時間はかからず、そのすぐ後にピザも届いた。実のところ、ミーガンは気合を入れて注文しすぎたようだ。数種類のピザにドリンク、ガーリックトースト、さらにはピザ屋がセット販売していたらしいサイドメニューのスパイシーチキンまである。私たちはコーヒーテーブルにすべての料理を広げ、リビングの床に座って食事を始めた。うーん、アレックスが加わったことで、男子の人数が女子の倍になってしまった。なんだかバランスが悪い気がする。

「ねえ、このランチ、男ばっかりじゃない? もっと女の子を呼べばよかったのに」私は声に出して疑問を投げかけた。すると、ミーガンがすぐに食いついてくる。

「...

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