13-ギフトとガード

「はい、これ」彼女は四つ折りにされた正方形の紙切れを私に手渡した。私はそれを広げ、文字を追った。

『ライアンへ

君には私の妹の婚約パーティーに出席してもらい、以前話し合った件について私を補佐してもらうことになる。したがって、その場にふさわしい衣装を私が用意するのは当然のことだ。

ついては、今日メーガンと買い物に行く際、自分のドレスを選んでほしい。支払いは私が持つ。(クレジットカードはメーガンに預けてある)

ベラミーより』

私はメモを見つめたまま、呆気にとられて口をあんぐりと開けていた。一体全体、どういうつもり? ベラミーはいきなり超太っ腹になったわけ? それとも、もっと協力を仰ぐため...

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