145-メニューといたずら

ハリーからバーとパブの中間のような店の住所が送られてきて、六時にそこで待つと言われる。私はその情報をベラミーとメーガンに伝え、彼女がダリエンに連絡を入れた。するとメーガンは、夕食に着ていく可愛い服を選ぶんだと言い張って、無理やり私を二階へ引っ張っていった。私が文句を言うと、最近あまり出歩けていないんだから、これくらい楽しませてよと言い返される。私は降参した。私は引き際というものを心得ているし、これにエネルギーを費やす価値はないからだ。彼女が私の服を選び、髪を妙に凝った三つ編みに結い上げたいと言うなら、喜んで付き合おう。不本意ながら認めざるを得ないが、これはこれで結構楽しいのだ。

とはいうもの...

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