175-賞賛とアルコール

キアラと意思を通わせることができたときはいつもそうだが、今回も意識が戻るとめまいがして、吐き気がこみ上げてきた。病気というわけではない。ただ、限界をはるかに超えて力を使いすぎたような感覚だ。夢の中で彼女を見守るだけなら何の苦労もいらないのに、話しかけるのがなぜこれほど消耗するのか分からない。実際、彼女を見守ることはやめようと思ってもやめられないのだ。

もどかしいが、それだけの価値はある。私たちが助けに行けるその時まで、これでキアラが今の状況に少しでも耐えられるなら、多少の疲れや不調など構わない。

携帯電話が振動し、急いで取ろうとして頭がくらくらした。うわ、今の動きはまずかった。ベラミーから...

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