カム8-ジャグと嫉妬心

その場で跳ね回って叫び出したい衝動を、私は必死に抑え込んだ。もう待ちきれない! 私はベラミーに駆け寄り、魔法薬(ポーション)の管理は徹底して安全に行うと慌てて請け合う。彼らが本当に同意してくれるなんて信じられない。

「当たり前でしょ。誰も傷つけたくないし。私のポーションなんて、ほとんどは馬鹿げたいたずら用か、エラの頼みで作る薬用だもの。シフターの被験者を見つけるのは大変なのよ。魔女用の薬なら自分で試せるし、人間相手なら……まあ、たいていの呪文は効くし、生物学的にも魔女と似てるから大差ないわ。問題はシフターやヴァンパイア、他にも身体の構造が違う魔法生物たちなの。もっとも、最近はインキュバスを使...

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