カム23-コストと懸念

結局、私たちは残りのポーションと紙と鉛筆を持って、バーのカウンターへ出ることにした。私は開店準備を進め、ハリーはといえば、様々な休日や行事のリストを書き出すのと、ポーションを部屋中に撒き散らして雲が漂うのを眺めるのとを交互に繰り返している。開店時間になってもポーションはまだ残っていたが、誰かが飲み物と間違えないようにカウンターの下に隠しておいた。飲んだとしても大した害はないと思うけれど、少なくとも数週間はキラキラしたものをしゃっくりと一緒に吐き出す羽目になるだろうから。

「何か飲む?」私はハリーに尋ねた。彼は眉をひそめ、不満げな様子だ。

「何よ?」

「君が僕に注文を聞くなんてこと、今までなか...

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