カム32-リラックスして反応する

ディナーのラッシュが終わると、私は十五分間の休憩を取り、すぐにリラックスできる作業部屋へと向かう。ハリーがついてきても、文句を言う気にもなれない。本当はちゃんとした椅子を持ち込むべきなのだが、部屋は広くないし、ポーション作りには確保できる限りのスペースが必要だ。それでも、私には到底真似できないような流れるような優雅さで、彼が床にあぐらをかいて座るのを見ると、少し申し訳ない気持ちになる。

「で、母さんからのメッセージには返信するつもりなのか?」

彼が尋ねた。不思議なことに、彼が純粋に質問しているだけなのが嬉しかった。返事を強要しているわけではないし、実際のところ、彼はどちらでもいいと思ってい...

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