カム 46-充電と変更

警察が最初にしたことは、ハリーにサイモンを解放させ、手錠をかけることだった。サイモンを押さえつける必要がなくなった瞬間、ハリーは私のそばに来て、きつく抱きしめた。私はすぐにその腕の中で力を抜いて身を委ねたが、数秒後には彼を突き放し、怪我がないか確認し始めた。最初、サイモンに不意打ちを食らったとき、彼はかなり激しく転倒していたからだ。

「大丈夫? どこか怪我してない?」

私は心配してハリーの腕をつついたり触ったりしながら、背中を確認しようと彼の後ろに回ろうとした。ハリーは私の動きを制するように回り込み、両手で私の肩を掴んで自分の方を向かせた。

「落ち着けって、俺なら平気だ。せいぜいあざが数...

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