カム55-コックの物語と結論

翌朝、私は早くに目を覚ました。誰かの隣で眠ることに慣れていないせいだ。でも、完全に起き上がるのも、ベッドから出るのも拒否した。今日は休みだし、一日を始めるのに急ぐ必要なんてない。

私が起きてすぐ、ハリーも身じろぎした。どうやら彼も私と同じ「怠け者モード」らしく、まるでテディベアにするみたいに私に腕を回してしがみつき、私の髪に顔を埋めて幸せそうにため息をついた。彼がこれほどリラックスしている姿は見たことがない気がする。彼の魔力さえも力が抜け、眠気を誘う波動を放っている。

実のところ、私がこのベッドから二度と出たくないという衝動に駆られたのは、その魔力のせいかもしれない。あるいは、素っ裸のイン...

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