第13章 質問

大学の掲示板には、その書き込みが一晩じゅう貼りついたままだった。

小林舞香はコメント欄を見に行かなかった。見なくても分かっている。自分が何を言ったところで、誰も信じはしない。

明け方の三時。スマホがひっきりなしに震え続ける。

画面を確かめる気にもならなかった。矢野郁真からだと、分かりきっていたから。

小林舞香は寝返りを打ち、布団を頭まで引き上げた。

目を閉じる。

脳裏をよぎるのは、矢野郁真と矢野汐里、それから学校中の人間が向けてきた、あの視線。

それでもスマホは震え続ける。

舞香は小さくため息をつき、ようやくスマホを手に取った。

表示されていたのは、矢野郁真からの不在着信1...

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