第388話ハニー、君にはまだ僕がいる

「ヘンリー」オリバーは落ち着いた穏やかな声で切り出した。「今日ここに来たのは、エドウィンがヴィクトリアを殺害した証拠を私が自ら提出したことを伝えるためだ。最初からこのことは知っていた。そして、お前にはその結果を背負ってほしいと思っていた」

ヘンリーは怒りに満ちた姿そのものだった。目を見開き、歯を食いしばり、震える指をオリバーに向けようと必死にもがいていた。目に宿る炎のような赤は、衝撃と嫌悪に満ちていた。しかし、オリバーにとってヘンリーのそんな視線は見慣れたものであり、内心には一抹の満足感がよぎった。

これこそが、オリバーが長年ヘンリーに味わわせたかった報復だった。ヘンリーが受けるべき当然...

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