第476話

「足はどうだ?」オリバーは、ナタリーの怪我を悪化させないよう動かすことをためらいながら尋ねた。

「転んだときだけ痛かったわ」とナタリーは答えた。痛みは骨が脱臼した瞬間にだけ激しく走っていた。触れなければ痛むことはない。

さらにいくつか質問をして他に怪我がないことを確認した後、オリバーは慎重にナタリーを元に戻された車椅子に抱き上げた。

救急箱は家庭医が到着する前に届いた。

オリバーは優しくガーゼパッドで傷口を覆い、ナタリーに傷跡を残すような軟膏を塗らないよう注意した。

医師が到着してナタリーの怪我を診察したとき、幸いにも傷は深くなかったため、適切な薬で処置し、丁寧に包帯を巻いた。そして...

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