ソラヤって誰?

「何ですって?」

私は体を捻り、彼を振り返る。呼吸はすでに乱れきっている。「もし彼が勝たなかったら?」

ノックスは不敵に微笑んだ。「その時は残念だが、もう少し飢えてもらうことになるな」

その脅し文句を理解する間もなかった。彼の左腕が私の体に巻きつき、胸をきつく締め上げる。もう片方の手が太腿の間へと滑り込み、迷うことなく私のクリトリスを捉えた。彼は指を這わせる。優しくなんてない。甘くもない。ただ押し付け、円を描くように弄る。

快感の奔流に、膝ががくりと折れそうになった。

「……っ、嘘」

張り詰めた声で、私はそう囁くことしかできない。

背後で彼が低く、満足げに唸り声を上げ、私の胸を押さえ...

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