第16章 どんな手段で入ってきたのか

「おじいちゃん。退院してからにしようよ。病院でお客さんを迎えるなんて、さすがに変だろ」

梅原晴琉がそう諭す。

「それもそうじゃな」

梅原爺さんは頷き、声の端に感嘆を滲ませた。

「わしも気になってのう。あの子はいったいどんな顔をしとるのかって。長澤だけでも大したもんじゃったのに、弟子のほうがさらに上とはなあ……まさに師を超える、じゃ!」

病院で起きた一連の出来事は、すべて耳に入っている。若いのに、あれほどの腕前――あの娘は間違いなく只者ではない。

「うん。確かに、すごい」

晴琉も同意した。

江川莉奈の医術、そして何事にも揺らがない落ち着き。そのどちらにも、心底から敬服している。...

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