第52章 一千万入金

相川佳菜が全身に警戒を張っているのを見るなり、田原匠真は慌てて両手をぶんぶん振った。

「相川さん、誤解しないでください! ちょっと相談したいだけなんです。俺の飯の種が懸かってて……どうか、教えてください! お願いします!」

相川佳菜は、彼が下心のあるタイプには見えなかった。スマホを取り出し、

「……いいよ」

午後。梅原晴琉のオフィスへ向かう前、田原匠真は給湯室にこそこそと身を潜め、相川佳菜へSNSを送った。

田原匠真【相川先生、今日どうして社長があんなにご機嫌だったんですか? 俺、毎日『かっこいい』とか『すごい』とか褒めてるのに、反応ないか『うるさい』って言われるだけで……全然刺さ...

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