第196章 誰が嘘をついたのか?

「それはよくない習慣だ!直さなきゃ!」

朝食の時、松本由美が切り出した。「今日会社に行くわ、普通に出勤を再開するつもり」

「いいだろう。だが一つ条件がある」

「何?」

「俺の車に乗れ」

松本由美は答えた。「バスでも大丈夫よ」

「それなら俺はバスの後ろをずっと付いていくしかないな」

「……」

村上龍平はゆっくりとコーヒーを一口飲んだ。「もちろん、二つ目の選択肢もある」

彼女は尋ねた。「何?」

「原田志に送らせる」

「本当に影の用心棒をつけるつもり?」

「ああ。普段は気にしなくていい、必要な時に自然と現れる」

松本由美は本当に頭が痛かった。

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