第125章

オリヴィア視点

義父に何かあってからというもの、イーサンはまるで別人になった。止める人間がいないと分かった途端、あいつは際限なく暴走する。

父の遺した言葉など鼻で笑い、今度は別の企みまで動かし始めた。

このままじゃ、立て直すどころか、残っている事業まであいつの手で焼け野原になる。

――義父の顔を立てて。これが本当に最後。

私は釘を刺すように言った。

「イーサン、自分で自分の首を絞めないで。あなたはもう後がないの。たとえダミアンが手を貸す気になっても、あなたは二度と頂点には戻れない」

ここまできて、これ以上言っても無駄だ。

さっきのことがあって、私はもう迂闊に近づけなかった。

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