第141章

オリヴィア視点

私は足がすくむ思いでダミアンの隣へ歩み寄った。彼はいつもと変わらない顔をしているのに、私だけが妙に視線を集めている気がする。

人が引いていくのを待つようにして、ダミアンは迷いなく私の手を取った。そのままぐい、と引き寄せる。

「今日、よくやったな」

「……ありがとうございます」

褒められているのに、胸の奥はちっとも晴れない。

ダミアンは首を傾げ、意外そうに私を見た。空いているほうの手が、いつの間にか私の首筋に回る。軽く、けれど確かめるみたいに、指が行ったり来たりと撫でた。

「嬉しくないのか」

嬉しくないって、分かるんだ。

私は曖昧に喉を鳴らした。肯定も否定もで...

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