第19章

「お父さま、私とダミアンの間には何もありません。イーサンとここまで拗れたのも、ダミアンとは一切関係ないんです」

けれど、義父が私にダミアンを受け入れろと言わなかったこと以上に意外だったのは――彼が、私に財産を分け与えるつもりでいることだった。

離婚しようと決めたとき、私はこの家の金に手をつける気なんて、これっぽっちもなかった。

義父は私の肩をやさしく叩き、穏やかな声で言う。

「オリヴィア。君は本当にいい子だ。私としては、手放したくない。……もう一度、考え直してみないか? 離婚は簡単なことじゃない。もし本当に別れたら、君ひとりで外でどうやって生きていく? 何かあったとき、誰が助けてくれ...

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