第193章

イーサン視点

泥酔しているはずなのに、どうしても腑に落ちない。父さんは、なぜ継承権をオリヴィアに渡した。

俺は――実の息子だろ。

それにオリヴィアだ。あれだけ図々しく俺の周りで騒いでいたくせに、いつの間にか別の男のところへ行って、そいつの子を産むだと? そんなもの、受け入れられるはずがない。

玄関で鍵の回る音がした。来たのは、きっとソフィア。

目元に載せていた腕をどけ、ぼんやりと来客を見上げる。

「……なんで来た?」

俺の惨めな姿を見に? それとも、笑いに来たのか。

苛立ちまじりに手を振って追い払う。

「帰れ。俺はもう何も持ってない。ここに来ても、お前が欲しいものは手に入ら...

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