第194章

ソフィア視点

せっかくイーサンを説得できたというのに、今度はクレオネのほうで問題が起きた。

送りつけられてきた新しい契約書に目を通した瞬間、こめかみの奥がずきずきと痛む。

イーサンはちらりと一瞥しただけで書類を脇へ放り投げた。冷えた表情のまま眉間に皺を寄せ、私が口を開くより先に言い切る。

「俺は、あいつらとの提携に同意しない」

顔を上げる。辛抱はもう限界だった。

「前にどう約束したか、忘れたの? そんな簡単にひっくり返すなんて」

イーサンは両手を机に叩きつけた。バンッ、と店の空気まで震えるような大きな音。

「契約の中身、見たのか? 反故にしてるのは俺か、それとも奴らか。40%...

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