第38章

オリヴィア視点

義母の陰りを帯びた、重たい声が背後――義父の向こう側から飛んできた。

こちらを睨みつける目は針みたいに冷たい。

興奮した義母は腕を振り回し、指を突きつけて喚き散らす。

「この恥知らず! 外の人間と組んで、自分の夫を牢屋にぶち込むなんて! さっきの電話も、その野郎からでしょ! 分かってたわ、あんたが大人しくしてるはずない! 返しなさい! 私の息子を返しなさいよ! ここまで育ててやったのに、それが恩返しだって言うの!?」

顔を真っ青にしたまま、義母が手を上げて近づいてくる。

その表情の暗さに、口論する気も失せた。私は踵を返して離れようとする。

――次の瞬間。

義母...

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