第49章

オリヴィア視点

ダミアンが来るなんて、まったく予想していなかった。私は咄嗟に身を斜めにして彼を隠し、心の中で祈る。

――どうか、イーサンに気づかれませんように。

これ以上、面倒を増やしたくない。せっかく身柄を引き取れたのに、警察署でまた揉めたら目も当てられない。

……けれど、嫌な予感ほど当たる。

私が必死にダミアンの身体を遮ろうとしても、本人はわざと私の影から出て、堂々とイーサンの前に立った。

その瞬間、ただでさえ狂犬みたいなイーサンが、火をつけられたみたいに爆発した。

「やっぱりお前か!」

指を突きつけ、唾を飛ばす勢いで喚き散らす。まるで、全部がダミアンのせいだと言わんばか...

ログインして続きを読む