第50章

オリヴィア視点

私は大きく息を吸い込み、ようやくつわりの波が引いた……と思った矢先、ダミアンがまた私の肩を揺さぶったせいで、頭の奥がぐらりと回った。

彼は焦りを隠しもせず、食い下がってくる。

「さっきの言葉、どういう意味だ。あいつは……腹の子の父親が誰か、気にしないとでも?」

私はダミアンの手を振りほどき、疑いに満ちた視線を避けて、正直に吐き捨てた。

「どう言えっていうの。『あなたの子じゃなくてダミアンの子よ』って?」

いまの状況は、私にとって圧倒的に有利だ。

なのに私がイーサンに「父親はダミアン」だと認めた瞬間、世間の矢面に立つのは私になる。

そんな展開、絶対に許せない。完...

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