第70章

イーサン視点

「俺が、お前らの言うことを信じると思うか?」

こいつらは最初から、玄関の前に立って俺を中へ入れない。――見られたくないものがあるに決まっている。

ダミアンがわざわざボディーガードを二人も寄越した理由なんて、ひとつしか思いつかない。あの男女が中で、薄汚い真似でもしているのだろう――そうでなければ辻褄が合わない。

肩を押しのけようとした。だが二人は岩みたいに動かない。体格も桁違いだ。全身の力を込めても、指一本、揺らせない。

俺は顔を冷やしたまま、睨みつけた。

「どけ。通す気はないのか」

「申し訳ありません。ボスのご命令がない限り、通せません」

さっきまでは疑いだった...

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