第77章

オリヴィア視点

ダミアンの言葉が頭から離れなくて、一睡もできなかった。ようやくうとうと落ちたところで、義父から電話が入る。

寝ぼけた声のまま、つい刺々しくなる。

「お義父さん……こんな朝早く、どうしたの?」

受話器の向こうで、義父が一拍置いたのが分かった。言葉を選ぶように、慎重な声。

「今日、時間があるなら一度戻ってきなさい。最近お前の顔を見てないだろう。……家族で、食事でもしよう」

「お義父さん……」

断ろうとした、その瞬間。

「オリヴィア」

義父が先回りして遮る。

「イーサンに会いたくないのは分かる。だが、お前たちはまだ離婚していない。ずっと家に戻らないままじゃ、いず...

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