第101章 発表会開始

発表会当日。

夏目霧子は6時半に叩き起こされた。

ドアの外には、手のひらサイズのケースを提げたスタイリストが3人。彼女が顔を出した瞬間、待ってましたとばかりにわっと取り囲む。

「夏目先生、黒崎社長のご指示で、このまま社長室へご案内します。ドレスもあちらに」

「ドレス?」

霧子が目を瞬かせると、スタイリストのひとりが嬉しそうに身を乗り出した。

「はい! 社長が先生のために用意されたんですって。オートクチュールらしくて、私たちも現物はまだ見てないんですよ。早く見に行きましょう!」

きゃいきゃいとした声に押されるまま、霧子は社長室へ連れていかれた。

クローゼットの扉が開いた、その瞬...

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