第158章 お前があいつを死なせたのだから、代償を払わなければならない

黒崎逸臣は背筋を伸ばし、床に崩れた水野菜々美を見下ろした。

「お前が、あいつを殺したんだな」

凪いだ声が、かえって恐ろしい。

「なら――代償を払え」

水野菜々美はびくりと肩を跳ねさせ、反射的に腹を抱え込む。

「逸臣……そんな……お腹の子は、あなたの子よ!」

「俺の子?」

黒崎逸臣は立ち上がり、二歩、距離を取った。

「だから何だ」

目が冷たく細まる。

「お前がいちばん大事にしてるものを、俺が奪う」

顎をわずかに上げた。

扉が押し開けられる。

黒服の護衛が四人、音もなく雪崩れ込んできた。

水野菜々美はその顔ぶれを見た瞬間、瞳孔がきゅっと縮む。床を這うように後ずさり、壁...

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