第73章 オリジナルか盗作か

イラストコンテストの二次審査の告知は、思ったより早く降りてきた。

今年はレギュレーションが変わった。密室で審査員だけが決める方式ではなく、オンラインの一般投票制になったのだ。

作品はすべて公式プラットフォームにアップされ、誰でも閲覧できる。

熱量が高いほうが、人気があるほうが、決勝へ進む。

要するに、勝負は画力だけじゃない。数字――注目度も含めて、だ。

夏目霧子が自分の応募作を提出したとき、誰にも言わなかった。

林田圓子が気づいたのは、スマホをだらだらスクロールしている最中だった。

「霧子! もう上がってるの!?」

林田圓子は駆け寄ってきて、興奮したままスマホを霧子の目の前に...

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