第107章 ディランの遺体はナパ?

ナタリー視点

私はハンドルに突っ伏し、半分眠ったまま、半分だけ意識を漂わせていた。

胃の奥がきりきりと痛み、はっと目が覚める。私はエンジンをかけ、そのままアパートへ戻った。

車を降りて入口へ向かう。遠目に、高身長の男が大きな段ボール箱を抱えて立っているのが見えた。

「コール?」私は瞬きをして、相手を確かめる。「もうすぐ午前2時よ。こんな時間に、どうしたの?」

「マレーに薬を届けに来た」コールは腕の中の箱を持ち直した。

「マレーが?」

私は箱に目を落とす。これ、全部マレーの薬……?

「大したことじゃない。いつもの薬だよ。年を取れば、あちこち小さな不調は出る」

一緒にエレベータ...

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